カフェレーサーとは:J-100・641・クルーネックの違い

スタンドカラーの黒いカフェレーサー型レザージャケット。前身頃と背面

革ジャンを探していると必ず出てくる「カフェレーサー」。designや流行りの名前ではなく、乗り方から生まれた形です。1960年代のイギリスで、カフェからカフェへ速さを競った若者たち(ロッカーズ)が着ていたジャケットが元になっています。

カフェレーサーの見分け方

前傾姿勢でバイクに伏せると、大きな襟は風でばたつき、太いベルトは腹に当たります。だから削られました。特徴はこの4つです。

  • 襟が低い。小さなスタンドカラーか、襟そのものが無いクルーネック。
  • 前立てがまっすぐ。ダブルライダースのような斜めジップではありません。
  • 着丈が短い。前傾しても裾が余らない寸法。
  • ポケットが最小限。あってもジップ付きで、走行中に落とさない造り。

逆に、大きな襟・斜めのジップ・Dポケットが付いていればダブルライダースです(うちだと618 ダブルライダースがそれにあたります)。同じ「革ジャン」でも成り立ちが別なので、シルエットも着心地も変わります。

REAL SIMONS のカフェレーサー、4系統

J-100|定番。まずここから

1950年代のレーシングジャケットを源流とする、いちばん素直なカフェレーサーです。細身で短めの着丈、左右のジップポケット。革違いで3つあります。

  • J-100 茶芯 ホースハイド|肉厚で密度の高い馬革。擦れた場所から茶色が出ます(茶芯とは
  • J-100 ゴートスキン|軽くしなやかな山羊革。長時間着ても疲れにくい。ブラッドレッド/インディゴ/オフホワイトの3色
  • J-100 補強高密度|パデッドショルダー(肩の当て布)付き。前立てのダブルステッチなど、走るための造りが濃いモデル

641|ミニマルな一枚革

641 カフェレーサー オイルワックス 黒 ホースハイド。スタンドカラーにフロントジップという、削ぎ落とした佇まい。胸のダブルジップポケットはチェーンの引き手で、無骨さが少しだけ足されています。裏地は赤の綿地。やや細身で、すっきり着られる型です。

クルーネック|襟が無い

カフェレーサー クルーネック 茶芯 1960s ホースハイド。1960〜70年代のフラットトラックレーサーが下敷きで、襟そのものがありません。首まわりがすっきりするので、シャツやフーディーとの重ね着がしやすい形です。こちらも茶芯。

牛革 J100|1930年代の源流側

J100 カフェレーサー ヴィンテージ加工 茶 牛革。カフェレーサーが生まれる前、1930年代のスポーツジャケットが源流です。背中にはハーフベルトとアクションプリーツ、前のポケットは当時どおりの斜め配置。日本のタイトなストレートとは違う、ややゆとりのある欧米型の設定です。焼き込んだようなヴィンテージ加工で、一着ずつ表情が違います。

選ぶときの順番

  1. 革で決める。重さと艶を取るなら馬革(J-100 茶芯・641)、軽さと柔らかさなら山羊革(J-100 ゴートスキン)。
  2. 襟の有無。首元をすっきりさせたいならクルーネック。
  3. サイズは寸法表で。カフェレーサーは細身・短丈が身上なので、普段のサイズ感とずれます。各商品ページのサイズ選択欄の下に、肩幅・胸囲・着丈・袖丈の実寸表を置いています。

ほかの型はライダースからご覧いただけます。